RL360°(ロイヤルロンドンRL360°)解体新書

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RL360 ロイヤルロンドンの投資家が知るべき資産運用原則とは

 

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RL360 ロイヤルロンドンの投資家が知るべき資産運用原則とは

 

 非常に残念ながら多くの個人投資家は投資の基本を守っていないように思われる。まず最初に長期的な資産配分目標を設定するのが先決なのにもかかわらず、役にも立たない銘柄選択やマーケットタイミングに夢中になっている。株式を中心として分散を効かせたポートフォリオを作成する代わりに、他人のまねをして、流行りの銘柄を追いかけている

 

 市場の歴史を振り返れば、株式を中心として、分散したポートフォリオは、投資期間をある程度長くとれば他の資産クラスを、圧倒しており、理に語った投資手法といえるだろう。

 

 目標を現実的に設定するためには以下の3点が重要となる

  • 投資の基本原則を理解する:株債券の長期的な実績、関係性やドルコスト法等
  • 投資目的をはっきり認識する:いつまでにどのくらいの資金量が必要かなど
  • 自分のリスク許容度を知る:投資の継続性を脅かす心理的な損失の確定

 

 また資産運用の基本アプローチは以下の3つである。

  1. 資産配分
  2. マーケットタイミング
  3. 銘柄選択

 

資産配分

 資産配分とは長期的な観点からどの資産クラスにどの程度を割り吹くかを決定することだ。これは頻繁に変更してよい目標ではなく、これをベンチマークとしながら、現在の状況を把握する必要がある。

 

マーケットタイミング

 マーケットタイミングとは長期的な資産配分目標から逸脱することです。例えば資産ごとにバリュエーションを比較して意図的にハイリターンを狙う手法です。

 

銘柄選択

 銘柄選択とは試算クラスごとにポートフォリオを構築するときの方針のことだ。

まずはパッシブ運用かアクティブ運用かの選択から始まり、小型株大型株など各種の特徴から銘柄を選択する方針を決める。

 

 多くの投資家は底値で買って高値で売る面白さに夢中になり、意味がなくコストばかりかさむ短期売買に明け暮れている。投資で成功したいなら面白くもなんともない投資方針を守り抜くことのほうがはるかに重要だ。そして何よりも難しいといえる。

 

長期投資の基本方針

 

債券と株式の分散投資効果

 株式と債券が分散投資効果を発揮するのは実際のインフレ率が予想インフレ率と一致しなかったときである。いつでも分散投資効果があるわけではない。

 

マーケットタイミング

 機関投資家の場合はマーケットタイミングが投資成績に及ぼす影響は大きくない。これは分散投資を行っているためである。

 

 個人投資家の場合直近成績のよい資産の組み入れ比率が高く、直近成績の悪い資産の組み入れ比率が低すぎる。これは機関投資家がバリュエーションを中心に資産配分を決めるのに対して、個人は資産の運用成績を基に判断するからである。

 

リバランス

適切な時期にリバランスすることはポートフォリオのバランスを保つために必要なことだが、リバランスの実行には困難が伴う。

 

これはある資産がほかに比べて低迷しているときは低迷した分だけ購入し、上昇しているときは、上昇している分だけ売ることになるのだ。

 

緩やかな上昇局面では、わずかな逆張りで済むが、市場に厳しい圧力がかかるときリバランスは思い切った行動を必要とする。市場が暴落すれば弱気が支配する中で大幅に買い増さねばならず、給湯すれば買いムード一色の中で売らなくてはならないのだ。

 

リバランスの最大の目的はポートフォリオのリスク特性を長期配分目標に合わせることにある。

 

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