WealthNaviの解約について
国際分散投資のWealthNaviを解約しようというブログが増えてきている気がします。
ウェルスナビはロボアドバイザーとして2016年7月に運用を開始しており、
まだできて3年です。本当はロボアドバイザーとしてはTheoのほうが先にリリースしましたが、SBIなどとの積極的な提携からウェルスナビのほうが残高を増やしています。
ウェルスナビの中身はローコストのETFで、中身のファンドを重視するよりは資産配分を重視して運用するファンドです。
ご存知の通り2018年は10月から12月にかけて相場が急落し、ほとんどの投資家がマイナスに陥りました。
SRP500でさえ2018年9月の2900ポイントから2018年12月末には2400ポイントまで急落したのである意味仕方ありません。
しかしそのあたりから解約だー心配だーというブログが急増するのです。
はてはWealthNaviは機会損失だからFXのプログラム運用に切り替えようなど、理解不能なブログまで沢山出てきています。
運用で大切なことは
①目標の設定
②目標を達成するための手段の選択
③定期的なメンテナンス
となります。
目標を達成するための手段の中身が「一時的でもマイナスになることのない」投資手法を選んだのならば、ウェルスナビを解約するのは理解できます。
しかし過去の長期的な運用から見ても、一時的にマイナスになることは頻発する事象であり、今回の件で、選択した手段が誤っていたと判断できる新しい情報は何もないと思われます。
投資は必ず上がったり下がったりするのが前提で、長期的に投資することにより、
マイナスになる確率が下がっていく(価格変動であるリスクが下がるわけではない)ことにより、リターンを目指す投資方法です。
ウェルスナビなどはインデックス投資なため、時価総額加重平均で投資するため、大型株が成長するときは強く、小型株や新興国株が成長するときはリターンを享受しにくいと思われます。
近年は大型銘柄の上昇が大きかったため一時的に成績が良かったとも思える環境です。
しかしそうはいってもインデックス投資、平均以上のリターンは期待できます。
FXのようなゼロサムゲームとウェルスナビを同一視するのは理解に苦しみます。
周りに流されず頑張って継続するのをお勧めします。